ADR研修に行ってきました
8月2日から5日まで、司法書士九州ブロックのADR研修のため福岡に行ってきました。
ADRを日本語にすると裁判外紛争解決方法とか、言ったりします。裁判で白黒つけるのではなく、話し合って問題を解決する方法です。
裁判所で行われている調停もそうですし、行政や民間で行っているものもあります。政府は民間のADRを増やそうとして、司法書士会や土地家屋調査士会等にうながしがあっているようです。
研修の講師はレビン小林久子先生という九大の教授で、調停ではかなりの権威ある先生で、アメリカで調停の現場を踏んでこられた方です。
研修を受けた感想は、まさに目から鱗が落ちるとはこのことか。という思いでした。
私は、調停は当事者の間に入り、はっきりはっきり白黒をつけないまでも、何かしらの判断を下すのが調停委員の仕事であると思っていました。ところが、レビン先生がなされていた調停はそうではないのです。
調停委員はなにも意見を言わず、ただ、当事者が自分たちで問題を解決する手伝いをするだけということでした。人はそれぞれ、考え方も価値観も違うので、判断は必要ないし、相手の意見を批判してはいけない。人から押し付けられた意見というものは、その力関係から、形上は合意しても、しこりを残す。ということです。
私は、「なるほど」と感心しました。私はよく色んな会議に出席しますが、相手の意見を批判し、自分の意見を徹底的に通そうとする人を時々、目にします。言いくるめられた人は形上は納得しますが、実際、心の中では納得していないのです。そういうことから、しこりが広がっていくのかもしれません。
この調停というものが、今後、もっと浸透していくのではないかと思います。
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